物理学による運命論~ラプラスの悪魔と量子論

スポンサーリンク

ラプラスの悪魔

高校で習うニュートン力学は、質点の運動は初期値(初期位置、初速度)と受ける力によって完全に決定される、ということを示している。

この世の物質は質点(原子)が集まってできたものだと考えることができる。

全ての質点の初期値と宇宙の始まりにおける神の一撃(力)を全て知ることができ、それらの運動方程式を解くことができる者がいるとしたら、”そいつ”は未来を全て見通すことができるだろう。”そいつ”はラプラスの悪魔と呼ばれている。

ニュートン力学は、僕らの運命は宇宙が始まったときから決まっているし、変えることもできない、ということを証明してしまった。

努力や思い切った行動によって自分の未来を変えることができるんじゃないのか!、と反論が聞こえてきそうが、きみが努力するかしないかも、宇宙が始まるタイミングで既に決まっていたのだ。運命は変えられないのね…

量子力学の登場でラプラスの悪魔は死んだ

しかし、幸いなことに、ニュートン力学は厳密には正しくないということが分かっており、ラプラスの悪魔は存在しえない。量子力学によれば、原子のようなミクロな物体は同時に波でもある。したがって、原子は揺らいでいて、位置と速度(運動量)を同時に知ることは原理的に不可能だ(不確定性原理)。

私たちの運命は不確定で揺らいでいる!未来は変えられる?!

コメント

タイトルとURLをコピーしました