コーディングを支える技術 レビュー

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所感

プログラマー向けの本ランキングのうちの1つが本書だ。

本書はプログラミングを「言語間での比較」や「歴史を学ぶ」ことにより、特定の言語に依存しない普遍的な知識を学習する目的で書かれた。

ネット上や書籍で「言語XX入門」みたいな内容のものはよく見かける。しかし、今後5~10年後にもその言語が使われ続けている保障はない。まだ私が駆け出しのプログラマだった頃、プログラムの普遍的知識を学べる本書の優位性に気が付いてポチったが、完全に正解だった。

プログラミングの歴史から学ぶことができるため、少しのコーディング経験のみで読み進めることができる。その中で共通することは、プログラムは楽をするために進化してきた、という点だ。そんな特徴を持つプログラミングに携わる者の持つべき資質としてlaziness(無精、怠惰etcと訳される)が紹介されている。即ち、長期的に見て一番楽をするために努力する性質のことだ。

私はlazinessが尊ばれることを知って以来、業務中で自動化できる部分を積極的に探し、自動化ツールを開発するようになり、生産性を飛躍的に向上させることができた。その思考を血肉にできたの本書のおかげだと思う。

著者

西尾 泰和

コーディングを支える技術 ~成り立ちから学ぶプログラミング作法 (WEB DB PRESS plus)

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