対象読者
- 働かずに投資だけで生計を立てたい方
結論
独身の平均的なサラリーマン(年収400万前後)が投資のみの収入源で生活できるようになる(独立)には、18,9年かかる。これは3600万円を用意するのにかかる時間でもある。
勿論、年功序列での収入増(今後は厳しそうだが)や仙人生活(極度の節約)によって、より短時間に独立できるようになる。しかし、独り身かつ贅沢しない生活を20年近く続けることは困難なので、タイトルのように「難しい」と表現した。
根拠
この結論を導くための前提、数式の導出を以下で述べる。
前提
- 投資額:120万円/年
- 利回り:年利5%での複利運用
- ゴール:月15万円の不労所得
上記の前提を置いた理由を以下に示す。
- 私の年収が400万円前後で、年間投資に120万円を無理なく投資に回せたから(車を未保有、家賃補助、買い物をあまりしないからかも)
- 私の投資実績からコンスタントに年利5%を狙うのは現実的だと思ったから
- その人の望む生活水準によって、目指す収入額は変動するが、私の場合、割と質素な感じでよいので、月15万円を投資で自動的に儲けることがゴールだとする(年収180万円)。
[投資実績] 年利5%は可能
私は株、FXを2017/03から開始していて、株では2年間で16万円くらい収益を得ることができ(株主優待を含めると+2,3万)(図1)、FXでは20万円くらい損しましたw。
とにかく、株式投資では、平均で年利10%を達成できた。毎年この成績を出せるかというと怪しいが、年利5%なら達成可能、というのが私の感触だ。
FXの敗因は高レバレッジでトルコリラを買ったことによる。高金利に目がくらんで買いました、はい。現在はFXから積立FXに移行して性懲りもなくトルコリラを積み立てている(ドルコスト平均法の恩恵によって安定したリターンを狙う)。
[導出] 投資による経済的独立までの所要年数の計算
以下のように変数を定義する。
- : ゴールの年収
- : n年後の投資資金合計
- : 経過年数
- : 年間の投資に回す額
- : 年利
年間の投資リターンがゴールの年収を上回ったとき、経済的独立が可能となる。以下を満たす経過年数nがゴールに到達するまでかかる年数である。
(1)
を等比数列の和の公式で書き換えると、
(2)
(2)を(1)に代入して整理すると、以下を得る。
(3)
変数に読者様に適した値を代入してみると面白いかもしれない。
[その他の投資]ギャンブルによる一発逆転
上の仮定が全てではない。信用取引や不動産投資ならば、借金により投資金額を水増しでき、投資利回りを上げることができる。
また、FXやビッドコインなどの投機で元本を貯める時間をショートカットできる。
しかし、市場にはプロのライバルがいっぱいいる訳で、その投資商品について十分な知識量があり、かつニッチを自ら見つけ出す能力がなければ、勝負には勝てないだろう。
絶対に勝てるという根拠と自信をもってレバレッジを効かせて売却益を狙う一発逆転はリスキーすぎる。
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