なぜ若者は定時で帰ろうとするのか ~いち若者の意見~

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対象読者

  • 今の若者が何を考えているか分からない方

結論

日本的雇用が崩壊した中、会社に奉仕しても見返りがないから

根拠

本記事の目的

本記事はある記事に対するいち若者としての感想である。twitterでのある方のツイートで本記事のことを知った。その直後にNewPicksでも本記事が話題になっていることを知った。そこで、いち若者(現在26歳)の意見を通して、若者がどういうことを考えて働いているのか知ってもらえれば、と思ったからだ。

日本的雇用の崩壊

私は会社に対して希望を見出せていない。日本的雇用では年功序列であり、しかも定年まで安定して雇用ができなくなっている。そんな中、年収が年功序列で上がる保証もない。

40,50歳になった社員に対して、自主退職を募って、実質的な解雇が行われているという例を目にしてきた。若者は我慢が報われないことを知っている。

ならば、アフターファイブを満喫することの方が幸せだ。どうせ安定した将来など保証してもらえないのだから。労働で消耗するのは最小限に抑えて、娯楽に興じるか、将来のために自分のスキルを磨く方が有意義だと考える。

体育会系気質の欠如

ネットの普及によって、ムラ社会である縦の関係の考え方に馴染まなくなっている。先輩は単に勤続年数が自分より長いだけの人である。

先輩にご指導いただいて、面倒を見てもらうこともある。尊敬できる方である場合もある。そこまで見てはじめて先輩を認める。無条件に先輩だからといって、先輩を立てることはない。

サボることが合理的

どれだけ頑張っても、その見返りは報酬として反映されることはない。仕事ができてもできなくても、給与は変わらない。しかし、真の安定のためには自分のスキルを磨く必要がある。ここにできるサラリーマンを目指すジレンマがある。

自分のスキルアップに繋がる残業は歓迎する。しかし、それ以外の残業はあまりメリットがない。況んや、先輩が残業しているかどうかなんて自分には関係がない。

プライベートが大切

ネットが普及した中で育ってきた我々は多様な価値観を持っている。SNSなどのネットによる繋がりを持つ我々は、会社以外の人間関係を持つことが容易になった。娯楽も多様化しており、敢えて会社仲間と飲みに行かなくとも楽しいことがいっぱいある。残業して、プライベートな時間を削りたくない。

実用
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