本記事の動機
現在私は悩んでいる。タスク管理アプリ「Todoist」を導入するのに戸惑っている間に自堕落な生活に陥ってまったことに。
本記事の目標はタスク管理ツールへ着目した理由を思い出してモチベーションを再び取り戻すことだ。
結論
そして書いてみて分かった。タスク管理が苦手な私がタスク管理に取り組む動機は「将来に期待できて、今日の自分が誇らしく、気持ちよく眠れる」ためだ。そのためならタスクを書き出す手間を敢えてかけることに納得できる。
自己肯定ニートニキ
現在、私はニート生活を満喫中である。巷で一時期話題だったITエンジニアなる職業に就いていたが、精神崩壊したため東京から地元に逃げ帰って数ヶ月が経過した。
前職では割りとイケイケでハイレベルな同僚が多くて挫折した。こいつらと同じやり方では絶対に勝てない。そうだ、個人開発者になろう。つよつよエンジニアと呼ばれる人でさえも自分のサービスを持っている人は限られるイメージがある。だからフリーランスとかイキってる一方で雇われることしかできないのだ。自分のサービスを作る道こそが俺の生存戦略だ!
意識高い系ニート、テスト前の片付けの様相
他人による他人のためのタスクを割り振られることもない。全てが俺の手中にある!個人開発に当てられる自由時間は存分にある。いや自由時間しか存在しない。まずはデスク周りを強化してみるか。
…
- ThinkPadのキーボードのトラックポイントめちゃいいやん。ホームポジションを堅持してこそショートカットキーを覚えたかいがあるというもの。
- モニターアームええやん。デスクが空いてスッキリやで。Amazonポチポチ。。
- YouTube観るのすごく楽しい訳ではないけれど、ラクだからなんとなく観続けてしまう。。。
- 罪悪感。。焦燥感。。
…
なんか試験勉強の前に部屋を片付け始めるあの現象が試験日のような締め切りがないせいで延々と続いてしまう感じ。
重い腰を上げて励むニート
しかし個人開発に集中できる日もある。かなり集中できる日が数日間続くこともある。やるときはやるぜ。
いろいろあって[※]今はConoHa VPS操作用CLI「conoha-client」をPythonで開発している。サクッと開発を終えるつもりでいたが、思ったより工数がかかることが分かってきた。
- PythonのCLI用ライブラリの選定や使い方の勉強
- pipenvよりもpoetryというパッケージ管理ツールがいいらしい
- でもpoetryにはタスクランナーがないらしい
- PyPIへのアップロード方法 by poetry
- domain, repository, testsみたいに役割ごとにディレクトリを切るのではなく、featureごとに切ってみる(フロントエンドの勉強で発見した方法)
- ConoHa APIでやれることの調査
これよこれ。個人開発は自分のペースで自分の気になったところに好きなだけ時間をかけることができる。楽しい。前職では勉強に駆り立てられてる感がしてとても辛かった。
終わりが見えず苛立ち始めるニート
それにしても当初思っていたよりも時間がかかる。conoha-clientは個人サービス開発以前という位置づけでしかない。ニート生活で貯金は減っていく一方だ。といっても数年は余裕で持つ貯蓄はある。現在31歳無職。求人情報を見ていると35歳で壁があるみたいだ。
速く開発を進めて実績を作らないといけない。もっと生産性を高めなければ。しかし緊急な訳ではない。義務感でやりたくもない。YouTubeみたいな消費する娯楽はラクだけど何も生み出さない。でもそんな消費を全否定するほどストイックにもなれない。
人生の目標について考えるニート
何を目指しているんだろう。ただ前職から逃げ出しただけなのだろうか。それでいいし、逃げることは悪いことじゃない。でも逃げ続けるのは間違いだ。いや間違いじゃない。勝ったから偉いとか負けたからダメだとか、そういうのはもういい。他人に迷惑をかけない限り何をとやかく言われる筋合いはない。
健全に生産的でありたいのだ。今日も何かを達成した。貢献した感覚。胸を張って床に就きたいだけだ。ニートが社会貢献などと口走って申し訳ない。しかしニートだからこそ分かる。食って糞して寝るだけの生活はどこか後ろめたい。
雇われたくないプライド高きニート
じゃあ働けよって?その通りだ。でもSIerみたいな働き方はもう懲り懲りだ。上司を説得するための資料づくりや社内政治、分業されたデスクワークなどに意義を感じない。直接クライアントの反応が見れないのは社会貢献感がなくて虚無な感じがする。よほどトイレ清掃の仕事のほうがクライアントに近くて有意義ではないか。といいつつトイレ清掃って例を出す時点で私は清掃の仕事を見下しているな。
働き方を選びたい一方で選べる立場にないのがつらい。だから自分で働き方を創るしかない。自分の得意や好き、特技を発揮して、感謝してもらって十分な収入が得られたどんなに素晴らしいことか。
十分な収入という条件が妥協できなくてサラリーマンしている人は多いだろう。そのハードルを大きく下げることに私は成功した。曽祖父母の家をほぼ相続したため家賃フリーなのだ。
Todoistを使う動機が見え始めたニート
書いてみてよく分かってきた。35歳の壁までに悔いがないように日々積み上げるのみじゃないか。なのに自堕落になっていることに大きな問題意識があったわけだ。
安心して活動していく仕組み・土台としてTodoistでタスク管理が必要なんだ。今日から1週間、1ヶ月の間のアクションアイテムを眺めることができれば、やってんな俺って気持ちよく眠れそうだ。
将来に期待できて、今日の自分が誇らしくて気持ちよく眠れる。これがタスク管理の第一の目的だ。正直タスクの書き出しなんて面倒くさい。でも計画があるからこそ「もっとやらなきゃ」っていう際限ない気持ちを抑えることができる。
タスク管理に夢見る欲張りニート
タスク管理を続けていく副次的な効果として、見積もりが得意になるはずだ。
私は見積もりが超苦手だ。旅行に行く場合も絶対に計画なんて立てないし、居酒屋を予約するのも嫌いで、適当な店に入れないほど混雑が予見できる場合にそれを避けるためだけに限られる。
前職でタスク量を見積もる機会はあったが「やってみなきゃ分かんねーよ」と正直思っていた。アジャイルサムライにもそう書いてあったし。分かりもしない見積もりをでっち上げる意味が分からなかった。見積もりができるのはそのタスクに近しいことをやった経験がある場合に限られるだろが。そういって、見積もりと現実の誤差のフィードバックを繰り返すことなく過ごしてきた。
でも、見積もりの精神衛生な効用を知った今は見積もりにすこし積極的な気持ちになっている。面倒だけどやってみようじゃないか。誰のためでもない。自分のために。
補足
- ニート=無職として誤用している。
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